知ってた!?「色盲」があるように「嗅盲」っていうのもあるよ!

よく特定の色が分からないことを
「色盲」(しきもう)と言います。

私が大好きだった、私の祖母は、
油絵を描くことが趣味でした。

その祖母が描く絵は、なんだか少しピントがずれているような
色がぼやけているような

それが絵として表現されているので、
それは個性的で素敵な絵を描いていたんですが

本人は、それが普通だから自覚はないけれど、
実際には、実は祖母は「色盲」だったのではないか?
という疑惑があったりもします。

ある日、突然異変があると
気付くと思うのですが、徐々に変化があると、
本人は無自覚で軽度の「色盲」ということもあるのかもしれません。

そんな「色盲」という言葉は、
誰だって知っている言葉ですが、
「嗅盲」(きゅうもう)というのがあるのをご存知ですか?

「嗅盲」というのは、特定の匂いが全く感じられず
その他の匂いは感じられるということのことを
言うそうです。

バレリアンのハーブの匂いってご存知ですか?
むちゃくちゃ臭いことで有名です。
どんな匂いかというと・・・

トイレで出す「大」の匂い。
とよく言われています。

そのぐらい臭いです。
これ、イソ吉草酸という匂いで、
そんな匂いを感じない人だって、
世の中、数パーセントいるんだそうです。

だけど、元々、ほんの一部の香りを
感じず、何の問題もなく生活できていたとしたら
自分自身の「嗅盲」には気付かないっていう
ことになりますよね。

でも、嗅覚と脳って
直結していて、私たちが匂ったものは、
他の感覚と違って、ダイレクトに脳に刺激を
送っているので、
嗅覚に何かしらの異常があるということになれば、
それは、脳にも何かしら影響があるということに
繋がっていきます。

なので、私たち、
日々、嗅覚を鍛える!ということは
今の時代、していく必要はあると思っています。

食事をするときに、
みそ汁を何気なく食べるのではなく
みそ汁の香りをしっかり嗅いでから食べる。

お茶やコーヒーを飲む時だって、
何気なく飲むのではなくて、
香りをしっかり嗅いでから飲む。

そんな日々の暮らしの中の香りを
ちょっと意識して、味わってみる。

特別な嗅覚トレーニングなどしなくても、
そんな意識を向けるだけで
自分自身の嗅覚を鍛えることができますよ!

嗅覚も奥が深くておもしろいですね。