早いもので、私、以前、勤めていたスクールの時からだと
講師歴13年になります。
一番、最初に講座をした時は、
前日に、私にアロマを教えてくれた先生から電話があって
「あなた、明日、予定ある?」
「ないですけど」
すると、
「明日、アロマの講座があるんだけど、急に行けなくなったから
代わりに講座やってくれない?」
「えっ?明日ですか?」
「そうそう、明日、10時~15時まで。2コマ。」
と言われて、電話を切ったのが夕方、
それから、寝ずに翌日の講座の準備をして、
講座をしました。
女性の身体の造りと構造について話したのはとても覚えていて、
その頃から、この分野は得意だったんですが、
子宮と卵巣がこうなって、排卵して・・・・
それで、女性ホルモンが、排卵前と排卵後に・・・
みたいな話をしないといけなかったんです。
人に教えるとなると、自分が分かっていないと教えられないし、
その頃は、今だといくらでも話せる
講座ネタとか、雑談とか、そいうのもなかったので
前日、寝ずに準備をして、
翌日の講座に挑みました。
そして、講座が終わって、
先生に報告すると、
「じゃあ、また引き続き、できそうなところから
やってよ」
と言われて、この日から講師として、活動はじめました!
というよりも、
チャンスをいただいたときに、
「いやいや、私、できません!」
と言わずに、挑戦させてもらって、
それで、少しずつ、講座をさせてもらうようになった
という感じでした。
講座をしながら、
自分がまだ苦手で担当できない分野は、
先生が講座をしているのを、何回も再受講しに行きました。
でも、やっぱり自分で一回でも講座をすると、
それだけ下準備をするので、
それが勉強になりましたね。
基本的には、私がどんな講座をしても、
何も言わない先生だったので、
最初は、今から好きに講座をさせてもらっていましたが
講座の内容で、
間違って生徒さんに話していたら
もちろん、それは後で注意を受けることもありました。
こうやって、講師の下積み時代を6年間させてもらって
5年目に入った時には、
アロマの講座に関しては、全て講座をさせてもらって
集客もさせてもらっていました。
こんな風に講師の下積み時代を送らせて貰えたことは
今になって、本当にその経験が役立っていて
感謝しているんですよ。
ほとんどの人は、資格取得の為にスクールに通って
資格取得ができたら
もうあとは自分で活動していくだけですからね。
私の場合、2年近くスクールに通い、
その後、6年間、講師をさせて貰えたので、
結局、合計8年間、私にアロマを教えてくれた先生の下で
勉強させて貰えたということになるんですよね。
よく私の講座を受けて下さる生徒さんで、
「他の教室でアロマを学びました!」という方、
来られることがあります。
その時に、いやいや、それはその教えて貰った先生の言ってること
間違ってるよ!ということを、
「私がアロマを教えてくれた先生は、こう言ってました!」
という風に、信じ切っている方、いらっしゃるんですが、
その先生がいい、悪いという訳ではなくて、
やっぱりアロマだと、使い方が間違っていると
何の意味もなかったりしたり、危険だったりするので、
使い方に関しては、「それは、違うよー」と言って、
違う理由なんかも、きちんとお伝えさせていただいています。
私も含めて、
講師のお仕事って、いつまで経っても勉強です。
だから、先生だって間違っていることもありますよ。
特に、資格を取得して、そのまま自分で教室をされている方だと、
間違って記憶してしまっていることを
誰かに指摘されることもないし、
どこかへステップアップの為に、勉強へ行かない限り、
自分が学んだ時の情報はどんどんと古いものになっていく訳だし、
だから、スクールや教室を選ぶ時、
家から近い!という理由だけで選ぶのではなく
自分自身と先生との相性が良さそうか?
あとは、先生がどんな経験を積んできたか?
先生もスキルアップをしているか?
ということも大切になってくるかもしれませんね。